架空請求業者の襲来〜第1章〜

※今回は長文です。心して読むべし!


先日、掛かってきちゃったんですよ。嫌な電話が。
だいたい自宅の電話には碌な用件は無い。
(本当に親戚の人から掛かってくることもあるのだが)
ここのところ多いのが、選挙のお願い(某学会関係者)、エステの勧誘、間違い電話。


あまりにも多いので、対処法はしっかり覚えた。
相手「イクミちゃん、久しぶり〜♪次の○○選、△明党の××に入れて!!」
 私「(こいつ、学生時代に私を馬鹿にしてた女だよな・・・)
   あ〜、選挙ね。うん、入れとく入れとく!
   (結局入れないんだけどね〜)じゃあ。」


相手「奥様、最近お肉が気になりませんか?当店の最新痩身コースで・・・」
 私「あらいやだわ〜。私、美しすぎちゃって困ってるの。ごめんあそばせ☆」



まぁ、色んな事がありますね。人生色々とは良く言ったもんです。
そんな中、2階でオークションに出す漫画本の梱包をしていると、家電話が。
午後の4時半。何の用ざましょ?
いつものように軽く済むと思い、机の上の健康茶も持たずに1階と急ぐ。
 私「・・・はい。(最近、防犯のため名字を名乗らない)」
業者「私○○○○(聞こえづらい)ですが、ヒデアキ(仮名)さん居ますか?」

もうこの時点で、嫌な予感がした。
弟は友達や同僚以外に携帯番号を絶対に教えない。
 

 私「今は仕事中なんですけど、どのようなご用件でしょうか?」
業者「何時ごろ帰ってきます?直接話したいんで。」
 私「夜勤(事実)だから相当遅いですよ。ですから、伝言があればどうぞ。」
業者「それがですね、ヒデアキさんに債権があるんですよ。」

架空請求業者キタ-------(゚∀゚)-------!!!!!(2ちゃん風味)
 私「同じ様な事で以前電話があって、そんな事実は無いんですよ。」
業者「でもこっちには署名と捺印があるんですよ。困るなぁ〜!」

おや、何だか態度が雑になってきましたぜ。
 私「うちの弟はクレジットカードも持ってませんし、何でも現金一括払いしないと気が済まない性分なんです。だからありえない話なんですよ。」
業者「・・んだ、コラァッ!!!」


おやおや、本性見たり。
業者「話最後まで聞けよ!あのな、お前の弟にはな、借金があるんだよ!!」
 私「じゃあ何で借金があるんですか?教えてください。」
業者「テメー、何様だよ!!」
 私「姉ですが、・・・何か?」
業者「お前は弟の事をどれだけ知ってんだよ!?裏で色々やってるんだぜ。消費者金融6社のブラックリストに乗ってんだよっ!!!」
 私「・・・取立てなんか無かったですよ?」
業者「それはちゃんと毎月支払ってるからだよ。」
 私「それじゃブラックリストに載るはず・・・」
業者「うるせぇ!!このバカ!!!・・・いいから話聞けよ」

・・・アンタも聞けよ。そしてアンタのほうがバカだ。


業者「このヒデアキさんよぉ、3年前にダイヤのペンダントトップ57万円をね、48回払いで買ってんのよ。で、まだ払ってもらってないわけ。」
 私「それ、前も同じ事を悪徳業者さんから聞きました。」
業者「何だコラァッ!!それはいつだよ!?何年何月何日何時何分!?地球が何回回った時だよっ!!?」
 私「その台詞を聞いたの、小学生以来で新鮮です☆」

・・・今どき子供だって言わないレトロな台詞。笑いをありがとう。
業者「・・・今、俺の事馬鹿にしただろ?とにかくいつなんだよ?」
 私「嘘の電話の事なんて、いつまでも覚えてませんよ。」
業者「・・・お前、メガネかけてるだろ?」

・・・は?何を聞いてくるんだ、こいつは。
 私「いや、かけてません。」
業者「じゃあコンタクト!コンタクトにしやがったな!?」
 私「・・・裸眼ですけど、それが何か?
業者「いや、何でもない・・・。とぉーにぃーかぁーくぅー、払うの!?払えないの!?」

やれやれ、やっと本題ですか。ならば答えは唯一つ!!


 私「払いません!!」
業者「何だと!?」
 私「払えないのではなく、払わないんです。払う義務なんて最初からありませんから。」
業者「・・・テメェ、こっちは契約書類を持ってるんだよ!!FAXで送ってやろうか!?」
 私「うち、FAX無いっすよ。」
業者「今どきFAXも持ってねえのか!?時代遅れだな!!」

・・・あぁ、また本筋から逸れてきた。
 私「我が家は自営ではないですし、今はネットがありますから。」
業者「ネットだぁっ!?茨城でネットなんか繋がんのかよ!!」
 私「筑波学園都市、けっこう拓けてますよ?TX開通しましたし。」
業者「でもお前んちは猿島郡だぞ?ネットなんか出来るわけねーよ!!」
 私「今、坂東市なんですけど。市町村合併で・・・」
業者「んな事知るか!!こっちは3年前の情報しかねぇんだよ!!!」

ならなぜ、もっと早くから回収に来ない?
 私「まぁ、弟も払う意思なんてこれっぽっちも無いですから。」
業者「じゃあ、今お前に債権移ったから。」

・・・はい!?電話一本で出来るものなのか!?
どうやら債権が移ってしまったらしい私の運命やいかに!?
第2章に続くっ→


架空請求業者と無駄な会話をすることは非常に危険です。
良い子の皆さんは真似しないで下さい。
そして弟として出てくるヒデアキですが、もちろん仮名です。
なぜヒデアキなのか・・・。それは弟が滝沢秀明と同い年(そして同じくらいの身長)だから。
だから、私の仮名はツヨシコ。それは、堂本剛と同い年だから。
女だからエビちゃんでもいいんですけどね。
あんまりにも身長に差があるんで・・・。
ちなみに森三中の村上さんとも同い年です。身長もだいたい同じ。