べろんちょ!

iku12222006-08-30

今日、この子にべろんちょされました。
親戚の家の玄関先で。
このゴールデンレトリバー、体が大きいから舌も大きい!
背後からぬるりとした感触があったので慌てて振り向いたら、こんな顔してアヘアヘしてました。
もうおっちゃんなので、目や口元が垂れてきてます。
でも昔は男前でしたよ。
同居の犬猫にも愛されてる、優しい犬。
この子に助けられた犬と猫が、今は一緒に暮らしています。


先日、友人に「犬を飼ったほうがいい」とアドバイスを受けました。
飼い主になる事で、責任感もつくし、生活のリズムが整うし、運動にもなるし。
なにより「生きがい」になる。
相談したところ、我が家は座敷犬厳禁なので飼うなら外。
でも最後まで面倒見なくてはいけないんだよね。
私が引越しをすることになったら、一緒に連れて行けるだろうか?
連れて行けない場合、家族は世話をしてくれるだろうか?


昔、猫を飼っていて、まだ若いうちに白血病で亡くなった。
珍しい事に、ひっそり裏山などに行かず、堂々と我が家のこたつの中で息を引き取った。
私は死を受け入れられず、ぐったりと横になっている猫に、手を差し伸べることが出来なかった。
家族3人が猫を囲んで最期を看取っている間、私は離れた所で泣いていた。
思えばあの頃から、弱い人間だった。
「そんな人間が犬を最後まで面倒を見られるはずがない」と、家族は思っている。
親戚が亡くなるたびに、人より激しく落ち込んできた。
故人の家族は内心もっと落ち込んでいるのは確かだが、同居していない私が体調を崩したりしていた。
病名や余命を聞いた段階で、精神が不安定だった。
(確か英語の授業中に「DEATH」という単語を見ただけで倒れた。)
そんな娘の姿をもう見たくないのだろう。


ちくわを見ると、亡くなった猫を思い出す。
あの時、もっと近くで看取ってあげればよかった。