子供を生むこと、育てること。

生理が遅れているから・・・という理由だけでなく、『こどもの日』も近いので改めて考えてみることに。


多くの女性が人生の中で経験するであろう、妊娠・出産・育児。時期が来れば自然と妊娠して、無事出産し、悩みながらも育児の中で自分も母として成長できる、素晴らしい事だと思います。
しかし、それが難しい女性もいます。子宮の異常などで妊娠が困難だったり、妊娠しても流産癖がついてしまった人など、望んでも恵まれないケース。また出産をあえて選ばない女性もいるかと思います。
私の場合は“今の状態”では出産できない、という状況です。


“今の状態”とはパニック障害のために薬を服用していて、経済的自立も出来ていない、人としてまだまだ未熟で母になる資格が無い現状です。
薬の量は多くありませんが、精神安定剤抗鬱剤は胎児に影響を及ぼすそうで、妊娠が判明したら断薬しなければいけません。しかし自分はまだ薬に頼るところが大きく、ただでさえ不安定な妊娠期間を乗り切る自信がありません。
経済的にもまだまだで、出産費用すら貯金してないし。やっぱり子供にひもじい思いはさせたくないのですよ。将来子供が自分で進路を決めたら、それを妨げたくはないのです。最低限の教育を受けさせたいし、裕福でなくても貧しさを感じさせたくない・・・。
そしてこれが一番大きな問題なのですが、自分が母になっても良いのか?という感情がある以上、今産んではいけないと思うのです。
子供をきちんと愛し、責任を持って一人の人間として社会に送り出す自信がないのです。特に、子供を愛してあげられないのは罪な事だと思います。多くの親御さんはたまにカチンときても、最終的には子供を許し、しつけをしながら育てています。でも私には我が子を愛してあげられそうもないのです。何しろ、自分自身を愛せないのだから。半分は好きな男性の血が流れていても、もう半分は醜い自分の血が流れていると思うとぞっとします。こんな意識の中では子供に優しくできないですね・・・。
自分が子供みたいな状態なので、しつけや教育がきちんと出来るかという不安も。社会に迷惑をかけるような子にだけはしたくないんです。
あとは自分の疾病の遺伝の心配もあります。身内は癌で亡くなった人が多く、特に若い人が多いんです。自分のアレルギーもおそらく遺伝するでしょうね。病気ではないですが身長が低いのが遺伝したら、自分がした苦労を経験させてしまうのではないかと思っています。そして一番心配なのがパニック障害です。この病気自体は遺伝の要素は少ないと思いますが、欝っぽい気質が似てしまうのではないかと恐れています。


こんな風に、人より多くの問題を抱えている現状で、人を産み育てていくことは大変な事です。でも子供を産みたくないわけではありません。今の状態を改善できて、ご縁があったら子供をもうけたいと思っています。すべての問題を解決するのは無理ですが、ある程度クリアできたら考えたいですね。
とりあえず言えるのは「今は無理!」という事だけ。早く生理来〜い!今腰に感じる鈍い痛みは生理の予兆でしょう。・・・たぶん。