物騒ですね。

前回の日記は大変暗くて、読んでいて不快になった方にはごめんなさい。
友人がひどく心配していました。
でも、今ようやく後ろ向き状態から脱却したところです。


また悲しい事件が起きましたね・・・。
無職の男がスポーツクラブで銃を乱射し、逃走したあげく教会で自殺したという、アレです。
ネタではなく、「欧米か!?」と思ってしまいました。
銃=海外というイメージがあったもので・・・。
2人の死者を出しながら、犯人は自殺してしまい、謎ばかりが残ってしまいました。


私の予想ですが、男は全てに絶望し、最初から死ぬつもりだったのではないかと思うのです。
普通はなるべく迷惑をかけない方法を選ぶものですが、彼はこの世にインパクトを残して去りたかったのでは、と。
自己顕示欲が強く、他人から認められたいと思いながらも、実際は上手くいかなかった・・・。
それは社会のせい、そう思っていたのでは?


そして被害者を羨ましく思っていたんでしょうね。
安定した職を持ち、温かい家庭を持ち、幸せな友人。
片や仕事が続かず、女性とも縁遠く、独り身の自分。
強い劣等感を感じていたはずです。
羨ましい、という気持ちは鬱屈し、憎しみに変わっていったのでは?
単に一人で死ぬのは寂しかったのかもしれませんが。
でも普通は友人には幸せでいてほしいと願うものです。
そのへんが既に精神が普通でなかったのでしょうが・・・。
(実際近所の人が警戒するくらい、奇行が目立っていたそうです。)


私も犯人と非常に近い立場です。
無職、独身、将来が見えない。
精神科に通っている時点で、もしかしたら近所では怪しい人間だと思われてるんじゃないかと気になります。
(なので、できるだけ挨拶は笑顔でしている。)
実際、幸せな友人たちを羨ましく思うときもあります。
強い劣等感を感じるときもあります。
心がひどく荒れるときもあります。


その攻撃性が、私の場合自分自身に向くだけで、本質は変わりないような気がするのです。
今は理性が働いていて、仕事が上手くいかない要因は自分にあると解っています。
多くの人に支えられて、生きてこられたと思っています。
しかし、それすら見失ったとしたら・・・。


最近、自分の力ではどうにもならない出来事に巻き込まれ、飲み込まれ、溺れていく夢をよく見ます。
もがけばもがくほど事態は悪化し、味方は去り、孤軍奮闘しても報われないのです。
いったん目覚めても、また戻って頑張らなくてはいけないという強迫観念にかられ、また夢の続きを見てしまうのです。
完全に目が覚めて、初めて夢が夢だったと気付きます。
モノクロではなくフルカラーで、しかも具体的で長いからでしょうね。
よくよく考えるとあちこち破綻しているのですが・・・。
夢の中では必死で、その矛盾に気が付かないのです。


眠ることによって、自分の意識があやふやになることを、非常に恐れています。
現に、寝起きは夢と現実の境界線が曖昧になっています。
それは加速度を増しています。
このままでは夢に乗っ取られるのではないか?
そんな気持ちにさえなります。


物騒なのは世の中だけじゃない。
敵は自分の内に居るのだと感じる今日この頃です。