桜島の中心で兄貴が叫ぶ。

桜島 [DVD]
父親から借りていたDVD、先日やっと見ました。なんせ4枚組みですからねー。まとまった時間のあるときに、と思ってまして。
感想ですが、「熱い!!」の一言。長渕剛の故郷・鹿児島県桜島に集結した75000人のファンも凄いですが、オールナイトで9時間も熱唱した兄貴に拍手!!
その熱いライブ&舞台裏の模様、本人のインタビューなども収録された濃ゆ〜い内容。
収録曲も爽やかロン毛フォーク青年時代から、最近の記憶に新しい曲まで、バラエティに富んでおります。たぶん同世代のおじさん達なら全部リアルタイムで聞いてたかも。
長渕をあまり知らない人でも、清原でおなじみの「とんぼ」や、「巡恋歌」「乾杯」あたりは一緒に歌えますよ♪
面白かったのはラッパーのZEEBRAらとのコラボバージョン「しあわせになろうよ'04」かな?あとはレゲエ調の曲も多かったですね。
そして兄貴の曲の魅力は、何といってもメッセージ性の強さ。反戦をテーマにした「静かなるアフガン」や、今の日本を憂いた「お家へかえろう'04」「JAPAN」も痛烈。小泉さん、X JAPANもいいがこの歌を聴いてくれよ!ブッシュと一緒に(苦笑)
「ガンジス」も心に沁みますなぁ。やっぱりインドって不思議な土地ですね。すべての人々が悟りを開いてそうなイメージ。
そして、故郷をテーマにした曲も多かったです。桜島の風土がこのアーティストを作ったんだなぁ・・・と感じます。
何より盛り上がったのが「Captain of the Ship」。凄く長い&熱い歌をラストに持ってきてくれるなんて粋ですな。でも本人は疲労困憊だったろうに。最後の気力を振り絞り叫ぶ姿は圧巻。最後は「生きて生きて生きまくれっ!!!」の合唱。
そして、己との闘いを終えた兄貴にタオルがそっと掛けられ、宴は幕を閉じたのでありました。


最近病気やら仕事のストレスで鬱状態だった私。これを鑑賞して、生気がみなぎってきました。死んだらそこで終わり、生き抜けよ!!という熱い想いを頂いたような気がします。