人生、粉飾決算のススメ。

行ってきました、心の診療科。ぶっちゃけ精神科なんですが、田舎は偏見の目があって通院しづらいだろうとの配慮からっぽいです。
私は周囲に公言してるし、家族や親戚も「あ、そう」くらいな感じですけどね。


本当は先週診察予定だったのですが、寝過ごしてアウト。ギリギリアウト。
そんなわけで、きのう診察&処方してもらいました。
寝過ごしたのも、昼夜逆転の為なのです。
夜になると通常の3倍(←このフレーズに反応してしまったそこのあなた!1stガンダム好きですね?)脳が冴え渡ってしまい、睡眠導入剤を飲んでもまったく眠れないのです。
こうなったらやけくそで朝まで起きて朝のワイドショーなんぞを見ながら粘るのですが、「こたえてちょーだい」あたりから睡魔が襲い、結局気がついたら夕方のニュース。最近「いいとも」見てないなぁ・・・。


で、早速先生に相談。どうやら私は眠気を催す体内物質「メラトニン」の増減リズムが、普通の人と真逆になっているようなのです。(丁寧にグラフを書いて説明してくれました。)
それを元に戻すには、日光が効果的なんだそうです。朝起きたらまず太陽の光を浴びて、メラトニンを減少させると、夜には自然とメラトニンの量が増えてきて眠りに就けるんだそうです。へぇ〜。


その他に世間話もしつつ、ドラマ「白夜行」のいじめシーンを見たら記憶がフラッシュバックして大泣きしてしまった話を。このドラマ、すごくいいんですが、重いんですよ・・・。過去から逃れようともがく主人公たちと自分を重ね合わせちゃったんですよね。それが引き金で母親に昔の愚痴ばかり吐いてしまって・・・。ほんとすんません。
母は、自分が娘の苦しみに当時気づいてやれなかった事を改めて後悔してしまい、かなり落ち込んでいました。他にも顔のコンプレックスも吐露したので、産んだ側としてはツライですよね。なんて酷い事を言ってしまったんだろう、とそんな話を先生に話してみました。


しかしこの先生、斬新なんです。「言ってもいいじゃん」と。自分が溜め込んで苦しんでどうすんだよと。自分が人生の主人公なんだから、脇役に左右される必要は無い!ってな事をおっしゃいました。
私の自信の無さを見抜いたのか、「はったりかまして行こうじゃん」と。自信満々に見える先生でさえ、はったりかまして生きてきたそうです。ビジネスで粉飾しちゃいけないけど、自分自身は多少の粉飾決算をするくらいで良いのかも。


私の「不細工なんですよぉっ!!」という訴えはあっさり却下。「昔バイトでスカウトマンをしていた経験から言わせてもらうと、合格レベル!」との事。お世辞かも知れませんが、ありがたいお言葉。
・・・スカウト!?おい、夜の世界に片足突っ込んでたのかよ!!
なかなかのちょいワル兄貴っぷりです(笑)


この先生の言葉は、どんな宗教よりも私には説得力がある。薬は2週間分処方されているんだけど、毎週通いたいくらい。
まぁ、30代(あくまで推定。もっと若かったらゴメン)で長身で男前で髪の毛フサフサだからってのが本音ですが^^;
付き添いで行った母も、診察室に颯爽と入っていく先生を見て、「いい男ね〜」とニヤニヤしてました。あぁ、バカ親子。